スタディーフィールドブログ 10・11月アーカイブ
11月29日 国語は一日にしてならず。
さて、早いもので今年もあと1か月で終わります。
2025年でやり残したこと・やっておきたいなということ、色々あると思います。
もし、勉強面で何かやり残しがある、来年に向けて力をつけたい。
そんな方にオススメしたい!
中1・2年生は今までの数学と英語に加え、
今回は【国語】の授業も開講いたします。
毎年新潟県の公立高校入試では、論説問題と120字の記述問題が出されます。
しかも、配点は12点。結構でかいです。
国語は他の科目と比べて、すぐに点数が伸びる科目ではないです。
しかし、コツをつかんで少しずつ経験を積み重ねていけば確実に点数に繋がります。
「国語苦手…」という人もいると思います。
「苦手だな」と思う気持ちはあってもいいと思います。
でも、苦手でも取り組んで、点数に直結できれば私はそれでもいいと思います。
今から少しずつ貯金を作って、読解力に対応できるようにしていきましょう!
この文章は自分で書いたものですが、
実はchat GPTに書いたものもそのままペーストして、少し編集しようかなとも思っていました。
ですが、ちょっと読んでみると、文のつながりがおかしいところや表現がつたわりにくいところがあって
載せるのをやめました笑
おかしいなと気付けるのも、読解力のおかげだなと感じます。
かしま
11月28日 心配な生徒
今、強烈に心配な生徒がいます。
異様に眠そう
なのです。
というか毎年、なぜか秋~冬にかけての時期に異様に眠そうな生徒がでてくるのです、しかも大体が中学2年生。生徒会の役員選挙の関係で忙しい生徒が多いので、それも一因かもしれません。事情は他にもいろいろあるかと思いますが、原因を端的に言うなら
生活習慣の乱れ
そして、眠そうにしている生徒はほぼ間違いなく
成績が下がる
規則正しい生活習慣がなければ、成績も何もあったものではない!
と声を大にして言いたい。
かの剣豪、宮本武蔵もこう語っています。
「戦いの姿勢は、平常の姿勢を兵法の姿勢とし、兵法の姿勢を平常の姿勢とすることが肝要である。」
つまり、「普段から本番のように、本番は普段のように」。
普段から眠い奴は、テスト中も眠い。
竹野
11月27日 グスコーブドリの伝記
中1理科の授業は火山の単元に入りました。
前回は火山の噴火について、今日は火山でできる火成岩の種類や各特長について、解説する授業でした。
似た言葉が多いので、覚えるのが大変です。〇〇岩、〇〇石・・・
その分計算問題などの数字の問題は出てきませんので、気合入れて覚えていきましょう。
タイトル「グスコーブドリの伝記」は宮沢賢治の作品です。
アニメ映画化もされたりしていますが、読んだこと、見たことがある人はいるでしょうか。
【ネタバレ注意】
火山局の技師として働くグスコーブドリ。彼の研究成果によって火山活動を操る技術が発達していきます。しかし、彼の住む街を冷害が襲います。ブドリは火山を人工的に噴火させることで炭酸ガスを放出させ、その温室効果によって冷害を防ぐ計画を立てるのですが・・・
という感じの内容だったと思います。
人間の成長と自然との共生を描いた作品です。
作品内でブドリは火山の噴火を人工的に操ることに成功しています。噴火が起こりそうな火山があれば、人の住んでいない海側の山肌に穴をあけて噴火の向きを誘導したりしています。
ご存じの方も多いと思いますが、日本は火山大国でもあります。
活火山の数も多く、いつ噴火するともしれない火山が全国にあります。
おかげで温泉などを楽しむこともできていますが、いつ災害に見舞われるかわからないのも事実です。
富士山が噴火した場合の被害シミュレーションなどもよく目にしますね。
ブドリのように火山の活動を自在に操れるようになれば、どれだけの被害が抑えられるでしょうか。
そんな技術、時代が来てほしいものですね。
富樫
11月26日 答案用紙は、ラブレターだ。
今日から28日まで、小学生のテスト期間になります。
15日と22日に対策会に参加された生徒の皆さん、お疲れさまでした!
本番で力が発揮できることを願っております。
テストの丸つけをしていると、
「何を書いているのか分からない…」
という答案にたまに出会うことがあります。
例えば、漢字の問題でのこと。
ある生徒は「いや!正解書いてるし!合ってるし!」と自信満々に主張していました。
でも、字が小さすぎて、ごちゃっと書いてあるように見えたので、
何と書いてあるのか読めなかったので×にしました。
急いで書いたのかもしれませんが、採点する側からすると「読めない=伝わらない」になってしまいます。
正直、心苦しい場面です💦
そんなときに、こんな言葉を思い出します。
「答案用紙はラブレターだ」
(…うぇ~サムっ!きも!)
と思った人は正直に言ってください笑
考えてもみて下さい。
めっちゃ丁寧に書かれたラブレターと、雑で読みにくいラブレター、どちらを受け取りたいですか?
私は断然前者です。
答案用紙もこれと同じ。
いくら正解を書いたとしても、採点する人に読まれなければ意味がないのです。
焦る気持ちや急ぐ気持ちは分かります。
でも、自分の理解を正しく伝えるために、字を丁寧に書くことはとても大切です。
答案の見直しをする時に答えが合っているか、飛ばした問題がないかの確認もですが、
採点してもらえる字かどうかも併せて確認してみてほしいです。
「答案用紙はラブレターだ」と書いて、ぺこぱの松陰寺が頭をよぎりました。
そんな松陰寺の言葉を最後に書いて締めようと思います。
―間違いはふるさとだ、誰にでもある。
―間違いを間違いだと認められる人になろう。
かしま
11月25日 モヤる
「最後の定期テストも内申に入れる」
ある生徒が、学校の先生に言われたようです。
「最後の最後まで手を抜かずに勉強してほしい」という思いから出た言葉なんでしょうけど、正直かなりモヤっとします。1月下旬には調査書の作成は終わってるため、2月に行われる最後の定期テストの成績を内申点に反映させるのはどう足掻いても不可能です。「大人が嘘で子どもを動かそうとしている」という、冷静に考えると地獄のような構図です。言ってる先生は良心が痛まないのでしょうか。私だったら罪悪感に苛まれて後でゲロ吐きます。
塾に通っている子どもなら、最後の定期テストが内申に加味されないことくらい知っていますし。
数多くの生徒を見てきましたが、確実に言えるのは
やる子は、何も言われなくても勉強する
そして
やらない子は、ちょっと言葉をかけたくらいでは勉強するようにはならない
普段から勉強している子どもは、テストがあればそれなりの準備をして臨みます。中3の最後の定期テストに重要な単元が多く含まれることも承知しているので、手は抜きません。本当に、いつもの定期テストと同様にガチで勉強します。心配いりません。嘘つかなくても彼らは勉強してくれるのです。
怠惰な部分のある子ども(大体全員そうですね)は、じっくり時間をかけて、成功体験を積ませて「やればできるんだ」という実感を積み重ねて積み重ねて重ねて重ねて、それでやっと勉強、というかものごと全般に対する意識が変わってくるのです。ちょっと一言嘘で脅しをかけたところで勉強したりしなかったり…そんな子どもはいません。
ちょっとした嘘で子どもが変わるんなら、毎日嘘つきます(罪悪感で胃潰瘍になりそう)
竹野
11月24日 おもしろき こともなき世を おもしろく
辺EFの長さを求める問題。
辺EFの長さを知るために、辺EFを含んでもいない△ABEと△DCEの相似比を求める必要があり、その相似比からEFを含む三角形たちの相似比がわかり、それを基にEFの値を比を使って求めていく。。。
そんな問題を今日は授業で取り上げました。
ここにも図が載せられればより伝わりやすかったかもしれませんが、省略。
一見何の関係もない辺の値を求めていくことで、最終的には求めるべき数を導き出すことができる。
この計算過程、わたしは楽しいと思ってしまうのですが、いかがですか?
パズルのピースが一つ一つはまっていくような、一つ一つバラバラな歯車がかみ合ってすべてを動かしだすときのような、ちりばめられた伏線が最終的に一気に回収されていくような、そんな感覚と似ている気がしませんか(しないか)。
ようは、何事も楽しいと感じることができれば最強なんです。
数学の、こんなややこしいと思えるような問題でも、解くのが楽しいと思えれば、全然苦じゃないです。
楽しくなくてもやらなくてはいけないことではありますが、問題が解けていく快感。新しい知識を身につけた喜び。
そんなことに思いをはせながら少しは勉強を楽しいと思えるようになると、効率も上がるかもしれませんね。
おもしろき こともなき世を おもしろく 住みなすものは 心なりけり
高杉晋作の詠んだ歌です。
解釈は分かれますが、この世を面白いと思うのも、面白くないと思うのも、自分の気持ち次第ですよ。ということを言いたかったのではないかなと、私は思います。
面白きこともなき勉強を面白く思えるような心持ちで机に向かってみませんか。
富樫
11月22日 「伝えた」だけでは「伝わってない」のかもしれない
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最近、RADWINPSというロックバンドの曲を、他のアーティストがアレンジ・カバーするというアルバムを聞いています。
例えば、どんなアーティストが、どの曲をカバーしているかというと、
・米津玄師『トレモロ』
・SEKAI NO OWARI 『最大公約数』
・Vaundy 『前前前世』(映画『君の名は。』の主題歌)
・ずっと真夜中でいいのに 『有心論』
・ヨルシカ 『DARMA GRAND PRIX』
・YOASOBI 『会心の一撃』 など。
曲は知らないという人は多いかもしれません。
でも、今挙げたものだけでも、錚々たるアーティストがカバーをしているということがわかります。
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…とここまで書きましたが、この文章、「伝わり」ましたか?
生徒たちと話していても、国語の記述問題を添削していても、
「結局なーにが言いたいんだ?」となることがあります。
ただ「伝える」だけでは、自分の意図が相手には「伝わる」ことがない。
本当に相手に伝わって欲しいと思うなら、
・相手に伝わって欲しい内容
・それをどんな言葉を使って話すか
…ということを考えることが必要だと思います。(ただ会話でそこまで考えるのは大変ですが💦)
今日の中3受験対策講座でも話しましたが、
「いきなり一気にまとめるのではなく、一度要素を整理してから書いてみよう」と話しました。
分かっているのに、伝えたいのに、何書いてあるのか・何言っていないが伝わらないのは非常にもったいないのです。
記述であれば、点数にそれが直結しますからね。
冒頭で書いた話ですが、何曲か聴きましたが、良カバーがそろっております。
個人的に好みなのは、宮本浩次の「おしゃかしゃま」という曲です。
原曲の良さを残しつつ、三味線などのアレンジも加わったり、サビにかけての歌い方がかっこよかったりするので、
興味ある方は聞いてみてください。
かしま
11月21日 間違いは大歓迎です
以前どこかのストリートピアノの設置者が
「練習は家でしてこい、ここで弾くならつっかえるな」
みたいなアナウンスをして大炎上したのを何故かふと思い出しまして。
「練習は家でしてこい」、ここは塾にもあてはまります。家で勉強しなければ力が伸びるわけはない。週1回の授業だけでメキメキ成績が上がるなんてことは、100%無いとは言い切れませんがまず無いでしょう。
「ここで弾くならつっかえるな」、
塾に当てはめると「塾ではミスするな」といったところでしょうか。
これは逆ですね。「塾ではミスしまくってくれ」と言いたい。
一人の間違いをクラス全体で共有することで、間違えた本人だけでなく、全体の学びが深まるからです。
ここが集団指導の強みと言ってもいいでしょう。
先日の社会の授業。

この中からベトナムを選ぶという問題ですが、解いてハイ終わり、ではもったいない。
「ア」はどこの国か、「ウ」の地域は何という山脈にあるかなど、深堀りします。その中で…
私:「ウ」は南アメリカの山脈ですね。何デスか?Aさん。
Aさん:ヒマラヤ山脈!
私:惜しい。それはアジアでの山脈ですね。Bさん、何デスか?
Bさん:アルプス山脈!
私:また惜しい。それはヨーロッパですね。Cさん、何「デス」か?
Cさん:アンデス?
私:正解!
という感じで山脈の位置をクラス全体で共有できたり(さすがにこれは誰も間違えなくても確認はしますが)。間違えた本人だけでなく、正解を知らなかった全員が成長したことになります。

a~dはコートジボワール、フランス、インドネシア、アメリカのどの国のデータかを当てる問題。
私:「b」はカカオ豆が1位です。これはどこの国でしょうか、Dさん?
Dさん:カナダ!
私:カナダないやん!でも…もしあったとしたら、輸出品目はaとcみたいになるね。
という風に予期せぬ復習ができたり。これもクラス全員の経験値になります。
(問題はよく読みましょう…)

年表が出てきたら復習の大チャンスですね。下線部aだけでも、「小野妹子を隋に派遣したのは誰か」「その人は日本がどのような国であると隋の皇帝に伝えたかったのか」など深堀りポイントがいくつもあります。
下線部bについて。
私:遣唐使を白紙(894)に戻したのは、藤原氏ではなかったよね。では、なに原の誰でしょうか。Eさん?
Eさん:忘れました!
他にも2人ほどに聞いても、「忘れました」。そう、歴史に関しては覚えることが多く、忘れている生徒が多いものです。というわけで、このタイミングで正解をネタバレ。
「菅原道真」と板書。
ここで疑問が。生徒たちは、「すがわら」はともかく「道真」は読めるのか?
私:この人の名前、何て読むか覚えてますか?Fさん。
Fさん:「どうま」!
私:い…いや、それは多分別の人だ…。
間違えてくれることで、予期せぬ理解度チェックができたり。
とにかく。
「練習は家でしてください」
「でも間違いは大歓迎です」
というスタンスでおります。
竹野
11月20日 泳ぎの医者
豪農の娘の病気を治してくれと呼ばれた医者の男。
ところがこの医者がとんだ藪医者。
その場で調合した薬を娘に飲ませると、娘はそのまま死んでしまった。
怒った主人はこの医者を縛り上げるとそのまま川へ放り込む。
医者がもがいているうちに縄は切れたが、あいにくこの医者は泳げなかった。
溺れそうになりながらもなんとか岸にたどり着き、息も絶え絶えに家に帰る。
すると息子が何やら本を読んでいた。
なんだそれはと尋ねると、息子が読んでいたのは医学書であった。
それを見て医者はこう言った。
「馬鹿野郎、医者になるには、泳ぎを先に習え!」
「泳ぎの医者」は古典落語の演目です。
泳げなくても医者にはなれます。
医者になるには医者になるための勉強が必要です。
ですがこの話の藪医者にとっては医学書よりも、非常脱出用の泳ぎの練習の方がよほど実用的だと考えたということですね。
医者にとっては必須なはずの医学書も、この医者にとっては全くの無駄なもの。医学の勉強も無駄な勉強だと思ってしまっています。
何事も優先順位を間違えないようにしましょう。
「テストでいい点を取る。」「志望校に合格する。」
みんながそれぞれの目標に向かって頑張っています。
そのために今すべきことは何でしょうか。
少なくとも泳ぎの練習ではないですね。
言われるがままではなく、自分で何をすべきかを考えてみましょう。
人間、他の人に言われるとなんとなくやる気も落ちてしまいます。
でも自分で決めたことは、最後までやり通したくなるものです。
今この時間、何をすべきか。
考えて行動してみましょう。
富樫
11月19日 目指せ、ちりつも
最近中国語を勉強し始めました。
大学のときに中国語を専攻していたのもあったので、また勉強してみたいと思って
Duolingoというアプリを使って学習しています。
大学卒業以来、まったく中国語にふれる機会がなかったですが、
単語や発音、文法って意外に覚えているものだなと学習していて感じています。
大学で中国語を習い始めた当初、週5~6くらいで中国語の授業、内2回は中国人教師との授業でした。
これが約1年半くらい続きます。
そうすると、だいたい何を言っているのか、どんなことを話せばよいかが分かってきます。
大学時代の積み重ねもあったので、今こうして勉強を再開しても、さほど苦労せずに中国語の勉強をコツコツやれているわけです。
「塵も積もれば山となる」ということわざがあります。
どんな些細なことでも積み重ねていけば、いずれ大きな結果につながるという意味です。
1個1個を見れば小さくて、「いやこんなんで本当に身につくのかよ」って思うレベルです。
でも、それをいやだな~と思いつつも逃げずにやっていくと、だんだんと力がついていきます。
そしてそれは「習慣」として、体が記憶をしています。
やっているとめげそうになります。
やってしんどいなと思ったら、一度止まってもいいです。
止まり続けていたら、現状維持。
でもそこから再び歩き出せたら、結果は後からついてきますから。
さて、ここで中国語の話。
中国語の発音を学ぶときに、必ず通るのは「声調」です。イントネーションに近いです。
同じ「マ」の発音でも、イントネーションによって4つの意味に分けられます。
イントネーションを区別して発音できるように練習として早口言葉があります。
↓
妈妈骑马,马慢,妈妈骂马
マァ マァ チィ マァ , マァ マン , マァ マァ マァ マァ
(意味:母親は馬に乗る。馬が遅く、母親は馬を叱る。)
もし興味ある人は練習してみてください。
後半ずっと「マァマァ」言います。
かしま
11月18日 過去に囚われるのではなく、過去を捉える
コロナとインフルエンザと胃腸炎と肺炎と風邪と…
巷では、あらゆる病気が猛威を振るっています。
体調不良による欠席、学級閉鎖による欠席が増えています。
欠席者が非常に多いと快速で授業を進めるわけにもいかず、
先週、今週、来週は同じ単元を繰り返すことになりそうです。
しかし、これも学力増強のチャンス。
中1クラスの英語は、次回のテスト範囲「過去の文」。
もちろん、既習の「現在」や「現在進行形」もからめてひたすら鍛える。
そう、最強の復習です。
(学校よりは進んだ内容ですが)
中2クラスの英語は現在完了の経験用法。
「助動詞have+過去分詞」くんが初登場する単元です。
既習の第4・第5文型の文、to不定詞などもからめてひたすら鍛える。
こちらも最強の復習です。
(やはり学校より進んだ内容ですが)
休んだ生徒がいつ合流しても大丈夫な体制を整えつつ、
出席した生徒には最強の復習でおもてなし。
「定期テストに徹底的にこだわり、
上位高校の受験に対応する塾」
スタディー・フィールドの強みのひとつです。
ちなみに。
中3は欠席者の有無に関係なく、入試に向けてひたすら入試問題演習。
入試問題は宝物庫です。重要単語や文法が盛りだくさん。
さらに、本番さながらの問題演習もできる。
ある意味、最強の復習であり、最強の予習(?)です。
日に日に寒さも厳しくなっています。
皆様もどうかご自愛の上お過ごしくださいませ。
冬期講習についてはこちらをご覧ください。
11月までのお申し込みでお得な特典があります。
竹野
11月17日 ∞と∽と掃除
∞は「無限」、∽は「相似」を表す記号です。
似てますね。それだけです。
今日の中3、数学の授業では相似を使った平行線と線分の比の問題を扱いました。
どの部分の線分が対応していて、何対何の比でおくことができるのか、比例式を作れるか。たくさんの問題演習を行って定着していきました。
皆さん計算が早いです。スバラシイ。
このページまでやって、残ったページは宿題にしよう。
そう思ったのですが、授業終了時間間近にはすでに全部解き終えてしまいそうな生徒がチラホラ。
目論見は外れましたが、皆さんの計算力の高さには素直に脱帽です。
スタディー・フィールドで使っている数学のテキストは演習用の問題数が非常に多いです。
相似の単元だけで全50ページ近くあります。それだけの演習量をこなせば自ずと力はついてくるというものでしょう。
ただ、正直しつこいくらいに問題が載っているので、いつまで続くんだと、気が滅入ってしまうこともしばしば。
∽の問題が∞に続くような錯覚に・・・?
∞と∽ 使いたかっただけです、ハイ。
話は変わりますが、「そうじ」といえば、テスト前や受験前などに、急に部屋の掃除を始めてしまうことってありますよね。
あれ、心理学的には「セルフ・ハンディキャッピング」といいます。
要は失敗したときの言い訳です。
「掃除のせいで時間が足りなくて勉強できなかったから、点数が低くても仕方がない」
という自己防衛や、逆に
「掃除をして勉強に時間をかけなかったけど高得点をとれた俺、スゲー!」
という自己評価を高めるための行動です。
テスト前に「全然勉強してないわー」という人、必ずいますよね。これもセルフ・ハンディキャッピングです。
セルフ・ハンディキャッピングは根本的には「自信がない」「失敗が怖い」という感情が関わってきますので、普段から「やればできる」という自己肯定感を高めていくことが、これをやめることにもつながります。
「失敗が怖い」ではなく、「失敗しても次に活かせばいい!」の精神で取り組んでいきましょう。
さて、明日は部屋の掃除でもするか。
富樫
11月15日 「数学は暗記科目?」
月末に行われる育伸社の小学生テストに向けて、算数の強化対策を行いました。
参加した皆さん、長時間お疲れ様でした。
年度ごとに問題を見ていると、
・四則混合の計算で□の値を求める問題
・組み合わせを求める問題
・度数分布の問題 …などなど。
似たパターンの問題が多く見られます。
つまり「解き方を暗記していれば解ける」ということです。
問題を解く
↓
分からない問題は復習する
↓
類題を解く
↓
復習する
…と繰り返しているうちに、問題の傾向や解法パターンが分かってくる。
そうすると、数字が変わったとしても、
「あ、この問題だったら、このやり方で解ける!」と感じるというわけです。
「やり方を暗記する」。
そのためには練習あるのみです。
何か身に着けたい、問題が解けるようになりたいのであれば、
愚直に、素直にこなしていく。
それが近道なのです。
かしま
11月14日 あと8回、あと4回、あと0回
中学生に残された定期テストの回数…
つまり、内申点アップのチャンスの残り回数です。
1年前期中間 1年前期期末 1年後期中間 1年後期期末
2年前期中間 2年前期期末 2年後期中間 2年後期期末
3年前期中間 3年前期期末 3年後期中間
定期テストが1年に3回しかない学校、テストの名前が違う学校もありますが、多くの中学校が4回×3年というスタイルをとっています。3年の後期期末は、調査書作成の期限に間に合わないため内申点には反映されません。
そして、
中1生は残り8回、
1年前期中間 1年前期期末 1年後期中間 1年後期期末
2年前期中間 2年前期期末 2年後期中間 2年後期期末
3年前期中間 3年前期期末 3年後期中間
中2生は残り4回。
1年前期中間 1年前期期末 1年後期中間 1年後期期末
2年前期中間 2年前期期末 2年後期中間 2年後期期末
3年前期中間 3年前期期末 3年後期中間
中3生…残り0回。
中1生は、「あと8回もチャンスがあるんだから、少しくらい手を抜いても大丈夫!」なんて甘い考えでいると、あっという間に落ちこぼれます。すぐそこに待ち受けている「中2」という時期は魔境です。嘘みたいに一気に成績を落とすお子さんもいれば、逆に一気に成績を伸ばしてくるお子さんもいます。「学習習慣の有無」「人の話をしっかり聞けるかどうか」が全てなのですが…とにかく中2は魔境です。中2でだらけたら99%取り返しがつきません。
残り4回しかチャンスの無い中2生に逆転の機会はないのか?そうとも限りません。比較的遅い時期(中2冬~中3春くらい)から通塾を始めて、もりもり成績を伸ばしたお子さんを数多く見てきました。全員例外なく、「学習習慣がある」「人の話をしっかり聞ける」お子さんでした。
中3生は、もう調査書に反映される定期テストはありません。入試に向けて鍛えるのみ。毎日が勝負です。手を抜いている暇はありません。学校の課題に加えて、受験用教材を使った勉強、毎回の模試の見直しなどなど…やることは山積みです。ちなみに、スタディー・フィールドの塾生はここに「毎回の授業で解いた問題の見直し」が加わります。本番でどんな問題が出ても怖くない!という状態に少しでも近づけるよう、毎日、悔いなくやり切るしかありません。
自分を極限まで追い込む、という経験を今積んでおかないと…
まず入試本番で勝てません。
そして、中学の何倍も大変な
高校の勉強に耐えられません。
さらに、その先に待ち受ける
大学受験を生き抜けません。
間違いなく。
竹野
11月13日 円周率よさらば
3.1415926535・・・
言わずと知れた円周率です。
円の面積、円周やおうぎ形の計算でも使います。
本日の小学6年生の授業。
月末に行うテストに向けて、問題演習を行いました。
円やおうぎ形の計算も使う、複雑な形の面積を求める問題を頑張って解いていました。
正答率がとても良かったので、皆さんすばらしいです(拍手)
計算時には円周率は3.14として計算しています。
これが中学生になると「π」という文字に置き換わるので、3.14を使った計算は小学生のうちだけということになります。
そのため私は常々授業で言っています。
「今のうちに3.14の計算を楽しんでおけよ。」と。
冗談のように言っていますが、結構これ重要なことです。
中学生で数学の点数がのびない子は、内容についていけない、難しい問題が解けないというそれ以前に、普通の計算問題が解けない子が多い傾向にあります。特に小数や分数の四則計算が完璧にこなせていない。
中学のテストで点数をのばすために、小学生内容から復習しないといけない。そんな状況の生徒を見たことがあります。
計算は練習した数がものをいう。
面倒くさがらずに、ひっ算をかいて、丁寧に計算して答えを導く。通分・約分を使いこなす。小数点の位置に気を付ける。これらの基本的なことが身に着くまできちんと練習している子は躓くことが少ない。そんな風に感じます。
で、先ほどの言葉「今のうちに3.14の計算を楽しんでおけ」。
中学生の数学は意外と小数が出てくる場面は少ないのです。
計算の主体は分数で、小数が多く出てくるのはむしろ理科の方になります。
だからこそ、今のうちに小数の計算は確実に解けるようにマスターしておいた方がいいですよね。
中学校のテスト勉強で、小学生時代の計算ドリルから復習しなおしたほうがいいんじゃないの?
そんなことを言われずに済むように。
富樫
11月12日 手段はあくまでも手段。
知っている生徒ももしかしたらいると思いますが、
実は私、占いを嗜んでおりまして。
西洋占星術(朝の情報番組でみるような星座占い)やカード占いを
友人にやったり、イベントで実際に出店して知らない人にやったりしたこともあるくらいです。
たまに占いをしていると、よく聞かれることと言えば、
「この先、私の仕事ってどうなりますか?」
「この先、理想の相手と付き合えますか?」
というこれからどんなことが起きるかということです。
結論を言うと…
「そんなん知らん。あなたの行動次第。」
(とは実際の鑑定では言えないので、なるだけ話しますが)
あくまで星占いやカード占いは自分の行動のヒントを与えるだけで、
未来、これからどうなるかを知るためのツールではありません。
(占いで知りたいことが分かったら苦労しない)
たまにそこを勘違いしている人が多いです。
その話をふと思い出して、「塾」の受け方と同じだなと思いました。
ただ塾に来て、安心してないでしょうか。
「塾に来ていれば、成績(勝手に)上がっていくっしょ!」みたいな。
(そう思っている生徒がいないことを願いますが。)
塾に来て、何も家や学校で勉強しない・授業聞かないのでは、来ている意味がない。
塾は課題発見の場であり、学校や家庭学習で分からないところを解決する場です。
塾・学校での授業・家庭学習、この三位一体があって初めて、塾の真価が発揮されるのだと思います。
テストが返されましたが、学校や家庭学習の課題を発見してテストに臨めたでしょうか。
思うように結果が出なかったという人は、必ず振り返りをしてみてください。
かしま
11月11日 どれだけ「論理的に」英語を理解できるか
例えば、中1で習う「現在進行形」。
「『動詞のing形(現在分詞)』は一般動詞ではありません」
これで「だからbe動詞を使うんだ」と納得できるか。
例えば、同じく中1の「過去の文」。
「最初に出てくる動詞を過去形にします」
これで、肯定文・疑問文・否定文がパッと書けるか。
さらに、中2で習う「現在完了」。
「『have/has + 過去分詞』の『have/has』は助動詞です」
これで、疑問文・否定文が書けるか。
●「文には必ず動詞が必要で、一般動詞がないときはbe動詞を使う」
●「疑問文・否定文で使うdo・doesは助動詞」
●「現在完了は『助動詞have/has + 過去分詞』」
●「助動詞はbe動詞と同じような動き方をする」
●「be動詞は…」
という風に、
いくつものルールが合理的に折り重なって英語という言語はできています(当たり前ですが)。
使う人(生徒)の頭の中で、どのルールが欠けていても、ちゃんとした英語はできません。
そして、これらのルールをベースにして初めて「英会話」が成り立ちます。
これらのルールをガン無視して、
「”What do you want to be?” あなたは何になりたいですか?」
みたいなことをやったら何が起こるか。
英文丸暗記boys&girlsの量産
悲劇です。
アメリカ国務省が公表している
「Language Learning Difficulty for English Speakers」
(英語を母語とする話者にとっての言語習得難易度ランキング)
において、日本語は最難関の「カテゴリーⅤ」に位置付けられています。
英語を母国語とする人(しかも大卒以上、毎日集中的に授業・実践訓練に取り組む外交官候補者)が
「日常的や専門的コミュニケーションにほぼ支障が出ないレベル」に達するために
必要な期間が88週間。
それだけ日本語と英語の距離は遠いということです。
それを、丸暗記となると…
鉄パイプを耳に突っ込んで口から出すようなものでしょう。
無理です。死にます。
そんな遠い遠い日本語と英語の距離を埋めるのが、冒頭で挙げたようなルールです。
これらのルールを、まずは日本語として、論理的にしっかり理解すること。
英語の成績アップの第一歩です。
竹野
11月10日 透明人間
透明人間は実在すると思いますか?
透明人間は透明なので誰も見たことがありません。
見たことがない以上、「いる」とも「いない」とも言い切れないですね。
このような「ない」ことの証明は「悪魔の証明」とも呼ばれ、立証が非常に困難な事象として知られています。
刑事ドラマや探偵ものの漫画、アニメで「アリバイ」という言葉を聞いたことがありますか?
日本語にすると「現場不在証明」というらしく、犯行があったと思われる時間に、その現場にいなかったことを証明できる=アリバイがある=犯人ではない、という論理で、警察などは捜査を行っているようです。
でもその場にいなかったことの証明って難しいですよね。「その時間は私と一緒にいました」という証言をしてくれる人がいればいいですが、常に誰かと一緒に行動しているとは限らないですから、いつでもその証明ができるとは限りません。
アリバイはないのが普通で、逆にアリバイがあるということは怪しいのではないか。ということはアリバイがない人は犯行可能だけど怪しくなくて、アリバイがある人は犯行不可能だけど怪しい・・・?
よくわからなくなりましたが、要するに「ない」ことの証明は難しいって話です。
ここまでの話は全然関係ないです。
今日は中3で「相似の証明」の授業をしたので、ちょっと思い出したため、書いてみました。
相似の証明は悪魔の証明ではありません。
問題で用意された図と、与えられた情報を基に、相似条件を満たす要素を見つけ出せば証明完了です。
慣れればできるようになることでしょう。
今日初めて取り組んだ生徒の皆さんは苦労しているようでしたが、練習あるのみです。
まだまだ相似の単元はしばらく続きますので、その中で相似な図形の見分け方や、比の取り方などを覚えていけば、証明ももっと楽になって来るでしょう。頑張って覚えていきましょうね。
冒頭の透明人間の話ですが、解散したお笑いコンビ「ラーメンズ」がネタにしています。
YouTubeでも公式で配信していますので、興味がある方は是非一度「不透明な会話」で検索を。
富樫
11月8日 「出したら、出る。」(トイレの話ではない)
タイトルは『クールドジ男子』というアニメに出てくるセリフのひとつです。
(トイレの話ではないです。)
【『クールドジ男子』とは?】
クールでイケメンな男性キャラクターたちが、ちょっとしたドジをしながらも、そのドジさえクールに決めてしまう日常を描いたコメディ。
そんなクールドジ男子のメンバーに、デザイン系の専門学校に通う四季蒼真くんという男の子が出てきます。
彼は、「将来やりたいことがたくさんあるけれど、自分の武器が何か分からない」と悩み、なかなか行動ができていませんでした。
そんな状況の中で、小説家のクールドジ男子・五十嵐元晴と出会います。
蒼真くんは元晴さんに聞きます。
「人を魅了するセンスってどうやって培っているのかなって…」
その問いに、元晴さんはこう答えます。
「出したら出るよ」
「ん?トイレの話?」と思うような回答ですが…
蒼真くんに元晴さんは続けて言います。
「センスはいつも行動の先にあるんだよ。考えるより先にはじめてみたら?
まだ知らない自分のものを出してごらん。話はそこから!」
蒼真くんはこの言葉を聞いて、ハッとします。
…自分だけの武器を探していたけれど、「持っていない」んじゃなくて「振り回していない」だけなんだと。
これをきっかけに、やれることをやろうと、ポスターや友達が出すCDのジャケットを作るなど行動を起こしていきます。
勉強においても、「分かる」ようになるまで、練習が肝心です。
行動を起こさなければ、分からないは分からないままなのです。
日々の練習の積み重ねによって、もしくは誰かに質問することによって、
「分からない」が「分かる」に変わっていきます。
行動して、それが「センス」になっていくんです。
はてさて、今週テストが終わった学校が多いと思います。
行動して身についた「センス」は発揮できたでしょうか?
来週以降の結果を楽しみに待ちたいと思います。
かしま
11月7日 困難は分割しても困難です
例えば、
「僕たちは、あの日見た花の名前をまだ知りません。」
という文を英語に直すとします。中3レベルの作文です。
慣れていないうちは一気に書こうとせず、細かく「分割」します。
手順① 主語と述語を抜き出す…「僕たちは」「まだ知りません」
手順② 述語について、「何を?」に当たるもの(目的語)を抜き出す…「名前」
手順③ 「名前」の前にある「花の」をチェック、細かく分解すると「の」「花」になる
手順④ 最後に残った「あの日見た」をチェック、主語を補い、「僕たちがあの日見た」とする
「主語動詞+残り」の語順になるので、「僕たちが」「見た」「あの日」になる
手順⑤ 「僕たちは」「まだ知りません」「名前」「の」「花」「僕たちが見た」「あの日」の順に書く
…と、ここまで「分割」したところで、基礎がガタガタだとこんな文が出来上がります。
We not know name in flower we watched that day.
以下のような知識があればちゃんとした英文が書けます。
●「まだ」:副詞の知識(still)+現在完了の知識(“haven’t known”だと「ずっと知り続けていない」に聞こえて不自然)
●「名前」「花」:ある特定のものにはtheをつける
●「の」:前置詞の知識(of)
●「見る」:”watch” “see” “look at ” の使い分け
完成品は、
We still don’t know the name of the flower we saw that day.
「困難は分割せよ」
国語の教科書に載っている有名な言葉です。覚えていらっしゃる方も多いのでは。
偉人達も同じ言葉を残しています。
「難問は、
それを解くのに適切かつ
必要なところまで
分割せよ。」
-ルネ・デカルト
「小さな仕事に分けてしまえば、
何事も特に難しいことはない。」
-ヘンリー・フォード
しかし。
細かく分けたところで、
必要な知識がなければ
困難は困難のまま
なんです。
何事につけても、勉強って大切…日々是精進。
竹野
11月6日 You see, but you do not observe. The distinction is clear.
「君は見ているだけで、観察をしていない。見ることと観察することははっきり違うのだよ。」
少し意訳ではありますが『シャーロック・ホームズの冒険』所収の『ボヘミアの醜聞』に出てくる言葉です。
ご存じの方も多いと思いますが、シャーロック・ホームズは世界中で有名な名探偵。
天才的な推理力で様々な事件を解決していく話はどれも魅力的な話ばかりです。
そんな名探偵ホームズは推理力もさることながら、その観察眼も際立っています。
依頼人や事件の関係者のちょっとした変化を見つけ出し、そこから何が起こったのかを推察していきます。
また彼はひとたび事件が起きれば、地面を這ってでも証拠を見つけ、事件の本質を見つけ出そうとする行動力も持ち合わせています。
別に探偵になれというわけではありません。
ですが、物事をよく観察してその実態を見極め理解すること、そのために自ら行動を起こすことは、探偵業だけに必要な能力ではないと思います。
仕事でも趣味でも、もちろん勉強でも、まずはよく見ること、理解すること、動くこと。
何事もここからが第一歩なのではないでしょうか。
そんなことを感じたので、徒然なるままにかいてみました。
富樫
11月5日 この世界、ただ眺めるか。縦でも横でも斜めでも見るか。
子どものときに一度は持つこの疑問。
「なんで勉強するの?」
私も聞かれたこともありますし、学生のときにはそう思っていました…(遠い目)
もちろんこれを見ている生徒・親御さんもそう思ってる(思ってた)人も多いはず。
万人が思っているこの問い。
先日ふとInstagramを見ていたら「なるほど!」「確かに!」と納得した答えがあったので、
ここで書こうと思います。
【なんで勉強なんかしなきゃいけないの?という質問に、教師の母はこう答えた。】
ここに水の入ったコップがあるでしょう。
「算数」を学べば、この中に200mLの水があると数字で見えるようになり、
「理科」を学べば、この水は水素と酸素からできていることが知れる。
「社会」を学べば、この水がどこから来たのか?が分かり、
そして世界にはこの水さえ、飲むことができない人たちがいることを知れる。
「美術」を学べば、この水の反射を綺麗に描くことができるようになり、
「音楽」を学べば、同じコップでも水の量で音が変わることに気付ける。
「技術」を学べば、このコップがどんな素材でなぜ漏れないかが分かり、
「保健体育」を学べば、この水がどのようにして健康を支えているか知れる。
「道徳」を学べば、この水を誰かと分け合う思いやりの大切さを学べて、
「国語」を学べば、ここに書いた「全部の意味」を正しく理解できるようになり、
「英語」を学べば、この話を世界中の人と分かち合えるようになる。
でももし何も学ばなかったら、このコップにあるのは「ただの水」で終わる。
だから勉強するのよ。
この世界を、ただ見ているだけの人生で
終わらせないためにね。
見ているだけで十分だと思うかもしれない。
でも、この世界がどんな形になっているかが分からなければ、思うように動くことはできない。
物を見る解像度が低いほど、自分の世界・可能性は狭まっていきます。
さあ、あなたはただ見ているだけの人生で終わりたいですか?
それとも、世界を上手く切り取って自分のやれることを増やしていきたいですか?
やるかやらないかはすべてあなた次第。
最後に。
一部の学校では、学年閉鎖になっているところもあります。
調べると、今年は「マイコプラズマ肺炎」が8年ぶりに流行しているそう。
さらに、「インフルエンザ」に、「新型コロナウイルス」と
感染症のトリプルパンチがやってくるかもしれないとのこと。
それに耐えうる健康体を作って予防していきましょう。
かしま
11月4日 コンフォートゾーンからの脱出
これができるようになることが「勉強としっかり向き合うこと」だ、と考える塾関係者は多いのではないでしょうか。特に、小学生のうちにその領域に達した子どもは、その後の受験戦争において圧倒的に優位に立てるでしょう。
ご存知の方も多いかと思いますが、教育や心理学の分野では以下のような成長段階のモデルがよく使われます。

中央の「コンフォートゾーン」は「ストレスなく安心して過ごせるが、成長は期待できない領域」です。
勉強においては、
(1) 簡単な問題、もしくは一度解いて完全に理解した問題ばかりを繰り返し解いているような状態
(2) 当てずっぽうでやって、見直しは一切しない「やりっ放し」が当たり前になっている状態
(3) 全く勉強しない、宿題すらやらない
といったところでしょうか。(1)はともかく、(2)は超危険です。
例えば、(2)の状態の小学生が、そのまま中学進学してしまうと…
「全く授業についていけなく
なっていることに気づけない」
というとてつもない悲劇が起きます。(3)は論外です。
そうならないために、一刻も早くコンフォートゾーンを脱出し次の「ラーニングゾーン」へ足を踏み出すべきです。
ラーニングゾーンは「成長と挑戦」の領域です。
勉強においては、以下のような状態と思われます。
(1) 新しい知識を積極的に吸収できる状態
(2) 未知の問題につまづくことも多いが、何が良くなかったか分析する姿勢が身に着いた状態
(3) 宿題をやりっ放すのではなく、間違えた問題を糧に成長できる状態
ここから得られるものは、コンフォートゾーンという「ぬるま湯」に浸かっていた頃とは比べ物にならないほど大きいはずです。
日本が誇る超人、室伏広治氏も語っています。
「できないことをやるのが練習。
慣れてしまったらトレーニングとは言わない。
だって、もうできてるんだから。」
嬉しいことに、お子さんが「塾に通い始めて勉強が分かるようになった」「勉強が楽しくなってきた」と話している、という声を頂くことが多いです。そうです、ラーニングゾーンは「ちょっとしんどいけれど、それ以上に楽しい」のです。
お子さんが挑戦を積み重ね、コンフォートゾーンを広げ、新たなラーニングゾーンへ踏み出して行く助けになれるよう、日々精進していきたいものです。
竹野
11月3日 でてこい、未来のリーダーたち
本日は四谷大塚主催の「全国統一小学生テスト」が実施されました。
悪天候の中、スタディー・フィールドで受験していただいた皆様ありがとうございました。
さて、このテストの申込時には、受験生の氏名や学年、住所といった基本情報を入力するのですが、入力項目の一つに「将来の夢」というものがあります。今回受験していただいた生徒たちもいろいろな夢を書いてくれていました。
教師、医師、建築士、警察官、などなど・・・
夢を持つことはよいことです。それだけで進むべき道、目標が見えます。
あこがれの職業に就くためにはどのような知識、技術、資格が必要なのか。それを身につけるためにはどのような学校に行けばよいのか。その学校に入るためには・・・と、夢から逆算していくことで、これから何をすべきかがわかるようになります。
「キミの夢が叶うのは誰かのおかげじゃないぜ」
今年解散したバンド、the pillowsの「Funny Bunny」の一節です。
夢を叶えるも、叶えないもすべてはこれからの自分次第。
夢に向かう皆さんを私たちも勉強の面で精一杯サポートさせてもらいますよ。
「飛べなくても不安じゃない
地面は続いているんだ
好きな場所へ行こう
キミならそれができる」
夢への第一歩はこちら・・・
富樫
10月31日 もうすぐ冬ですね
「寒いね」と
話しかければ
「寒いね」と
答えるあなたに
冬期講習
お申し込み受付中です。
11月末までのお申し込みで、
●小学生(算数・国語)は7,700円分 ( 通常11,000円が3,300円に )
●中学1・2年生は14,300円分 ( 通常19,800円が5,500円に )
●中学3年生は23,100円分 ( 通常46,200円が23,100円に )
お得に受講いただけます。
しかし、一番お得なのは…
「早く始めた分、学習習慣の形成が早まり、
結果成績向上につながりやすい」
という点です。
「勉強の本腰を入れるタイミングを逃すと、志望校を下げざるを得ない」
「機を逃すと手遅れになる」という、「臨界点」。
子どもの学力の伸びは一定ではありませんし、それぞれのお子様の持つ内申点も、学習習慣も、能力もバラバラ。
一概に「ここを逃すと」とは言えません。
ですが、時間は有限です。である以上、誰にも見えないだけで、「臨界点」は確かにあります。
部活に全力を注いでいたら、いつの間にか通り過ぎていた…なんてことも。
一方、「望ましい学習習慣が形成されると、成果が点数となって一気に現れ始める」
「努力の方向性が、量から質に転換され始める」という、「特異点」。
努力が実を結び、すばらしい成長を見せてくれたお子様を多く見てきました。
(もちろん、早い時期から学習習慣をつけ、毎日コツコツ積み重ねていくのが最も望ましい形ですが)
「臨界点」が来る前に「特異点」を踏む
受験の鉄則のひとつであるように思われます。
というわけで。
「早く始めた分、
学習習慣の形成が早まり、
結果成績向上に
つながりやすい」
お金では買えない、プライスレスな特典です。体験授業も随時受け付けております。
竹野
10月30日 考えない人
クロスワードパズル知っていますか?
与えられたヒントをもとに考えて、縦のカギと横のカギに当たる言葉を埋めていくパズルです。
雑誌や新聞によく載っていて、すべてのマスを埋めることができたときはとてもうれしいものです。
中には難しいヒントもあり、なかなか悩んでしまうこともあります。でも今わかっているマスの文字から推測して埋めていき、答えを導き出すのはとても頭の体操になります。
そんなクロスワードを解くとき、ヒントをスマホなどで検索して出てきた言葉を書きうつす・・・
これ、楽しいですか?
パズルはいわば娯楽です。楽しいからやるものです。
でも、答えを調べて書き込んでいく。これはただの「作業」です。楽しくない…
分からないことを調べるのは当然です。どんどん調べてください。聞いてください。
でもそこで終わらないことが大切です。
次にもう一度同じことを聞かれたときに、その答えを出せるかが重要です。
過去問や問題集などでテスト勉強・受験勉強をしているみなさん。
答えを書き写すだけの作業にしてはダメですよ。
「作業」にするとつまらないんです。楽しくないんです。だから続かなくなるし、なにより答えを書き写しただけで満足して「わかった気になってしまう」のです。
調べて出た答えと同じ答えが出せるようになるまで「考えてみる」「繰り返しやってみる」。ここまでできて、真にその問題を理解したことになります。
インプットとアウトプットの両方ができるような勉強をしていきましょう。
富樫
10月28日 苦手だなと思うことでも
先日長岡にお出かけしたときにタリーズによりまして、
なんだかおいしそうな限定ドリンクがありました。
その名も「月見みたらし団子ラテ」。
ホイップの上にみたらし団子のソース、ミニサイズの白玉団子、満月に見立てたクッキーが乗ったラテなのですが…。実は私コーヒーが苦手なんですよね笑 苦さもそうですが、コーヒーのカフェインで具合悪くなることが多いかったので、同じカフェイン飲料の紅茶の方を選ぶことが多いです。
そのときの私は無性にこの限定ラテが飲みたくて、注文してしまいました。
上にいろいろ中和してくれそうなものもあるし、大丈夫でしょ!
いやでもコーヒー…大丈夫かな?と不安になりながら一口。
ゴクッ。
……あれ?意外にいける。
ラテもそこまでコーヒーが強くないし、何よりも上のトッピングが程よくコーヒーの味を中和してくれている。しかも、トッピングはみたらし団子を食べているかのように、しょうゆのあまじょっぱさを感じる。
…うまい。
苦手だな…とか嫌だな…と思っていたものですが、挑戦してみると案外いけるものなんだなと感じました。「苦手」「嫌」と思うものでも、何か少し形が変わったものならもしかしたら、挑戦する・取り組むハードルは下がるかも。タリーズで買った限定ラテが教えてくれたような気がします。
苦手でもいいから、ちょっと取り組んでみたら案外波に乗るかもよ?
(コーヒー苦手ば人はぜひ試してみてください)
かしま
10月27日 春夏秋冬
寒くなるのが早すぎやしませんか?
もう11月になりますが、秋らしさより先に、もう冬っぽいなと感じてしまいます。
日本は四季がはっきりした国だといわれてきました。昔から日本人は四季の移ろいを感じながら、それぞれの季節に合った楽しみを見出し、生活の一部としてきました。代表的なのが和歌や俳句などです。季節を表す言葉を入れるという決まりの元で読まれた歌は、現代人の我々が読んでもその情景が頭に浮かぶほど趣深い一節となっています。
そんな四季ですが、最近はなんだかバランスが悪いように感じますね。
5月ごろからもう暑くなり、いつまで暑さが続くのやらと思ったら急に寒くなってくる。
もうほとんど二季+αみたいになっているような気がします。
春はあけぼの~ 夏は夜~ 秋は夕暮れ~ 冬はつとめて(早朝)~
の書き出しで有名な枕草子ですが、将来「昔は春と秋っていう季節もあったんだよ」と授業で教える日が来てしまったらどうしましょう。
富樫
10月24日 大事なことなので一度しか言いません!
とでも言えば、目の前の子は話を聞いてくれるとでも思ったのでしょう、最初にこのセリフを考えた人は。
うん、無意味です。本当に話を聞かない子は、「大事なことなので~」すら聞いてません。
そういう「本当に話を聞かない子」は、完全に外界の情報をシャットアウトして脳内の世界に籠ってしまうわけで(しかも無意識に)、こうなっては塾だろうと学校だろうと、どうにもできません。
ちゃんと話を聞いている子でも、たまに意識が明後日の方向に飛んでしまい(やはり無意識に)、話をちょっと聞き逃す、ということが起きることがあります。そうならないようにするのが教える側の腕の見せ所。
しかし、話を聞いて情報を脳内に落とし込んだとしても、時間差で第二のトラップ、「謎の脳内フィルター」が起動してしまう子がいます。このフィルターを情報が通過すると、「謎の自分ルール」が出来上がってしまう。
● Iの後ろは何が何でもamなのだ!←違う
● 「主語が私たち以外の誰か1人」だと、主語の後ろが絶対にisになるのだ!←違う(怒)
● 「~でした・~ました」という過去の文では、必ずwasを使うのだ!←違う(泣)
塾では解ける問題も、後日学校や家で解いてみるとうまくいかない。
この「謎の脳内フィルター」が作動しているからですね。それで、また塾の授業を受ける。
この繰り返しで少しずつ脳内フィルターが作動しないようになっていくわけです。
しかし、この「謎の脳内フィルター」がほとんど、あるいはまったく作動しない子もいます。
なぜか。
意識が常に目の前の相手に向いているからです。
全力で話を聞き、全力で問題文を読む。
これが自然体でできる。
「情報」に対する感度が違うのです。
そこに「謎の脳内フィルター」…もとい、「自分勝手な思い込み」の入る余地はありません。
そうなると、知識の吸収力が違ってきます。必然的に学力も高くなり、試験の得点も高い。家で自学をしていても、塾や学校で学んだことをかなりの精度で再現できるので、勉強の効率が良い。
そして、こういう生徒は授業中に「うるさい」です。もちろんただ騒いでいるのではありません。講師の言葉に敏感に反応して、返事をしたり、ツッコミを入れたり。言葉を、ちゃんと「自分に向けられたもの」として受け取っているのです。
県内の上位校に合格していった子たちの多くは、私のサムいギャグをいつも鼻で笑っていましたね…
とにかく。
「ねえ、ちゃんと話聞いてた!?」
「んー?」
こんなやり取りが多いご家庭は注意が必要かもしれません。
竹野
10月23日 やってる「つもり」はやってない
定期テストの範囲表がほぼ出揃ってきて、いよいよ本格的にテスト期間に突入してきました。
毎日テスト勉強お疲れ様です。体調気を付けて取り組んでいきましょう。
取り組み方をみていると、結構差が出てるなと感じます。
なんとなくただやってる風を装っている人、
わからないから止まったままでいいやって思ってる人。
反対に、わかるまで理解しようとする人、質問を積極的にしている人。
と、態度が二分しています。
勉強を真剣に取り組んでいる人は態度や雰囲気で出てきます。
なんとなく受けているだけでは残念ながら点数は伸びません。
家で取り組んでいる、学校でもきちんと取り組んでいる。
どれかおろそかになっていると塾に来て授業をしていると、
「あ、この人やってないな」っていうのが手に取るようにわかります。
塾の宿題、学校の宿題をクリアするのは最低ライン。
宿題でわからなかったところの復習をしたり、
さらに応用問題をやって力をつけたりと、
何かプラスαの取り組みをやってみてください。
もしそこでわからない、と感じたところは質問しましょう。
質問することは点数を伸ばす近道です。
やってる「つもり」はやってないのと同じ。
嫌だなと感じるかもですが、何か今日やった内容を5分でいいから復習してみよう。
かしま
10月22日 さくせんをねる
定期テストが近づいてきています。
学校によっては今週がテストのところもあるため、結果が判明し次第、ホームページなどでお知らせしたいと思います。
ところで寒いですね!
ほんの1,2週間前までは半袖を着ていた生徒たちが、長袖の上着に身を包んでやってくるようになりました。
皆様、体調の管理は万全でしょうか。
このところ体調不良で欠席の連絡を受けることが多くなってきています。季節の変わり目は特に体調をくずしやすいので、十分な注意が必要です。
私の3人の子も順番に熱を出しては治りを繰り返しています・・・
テストも入試も同じですが、どれだけ勉強して、どれだけ自信をつけても、試験当日に熱を出して倒れてしまっては、せっかくのこれまでの努力が報われません。
受験生にとって一番大切なことは実は体調管理ともいえます。そして本人が気を付けていても、家族の誰かから伝染ってしまう可能性もありますから、家族一丸となって体調管理を徹底したいものです。
勉強面も体調面も万全にして「みんながんばれ」
分からないことがあれば質問に「ガンガンいこうぜ」
得意教科でも不得意教科でも「いろいろやろうぜ」
そして、お身体は大切にして「いのちをだいじに」

「じゅもん」は・・・使ってみたかった・・・
富樫
10月19日 間違いの悲劇
テスト対策授業を行いました。
後期中間テストに向けて、重要単元の復習と問題演習を繰り返しています。
分からないことをそのままにせず、その場ですぐに質問してくれる生徒も多く、意識の高さを感じる日々です。
テスト勉強をするときに、丸付けはとても大事な作業です。
答えがあっていたら〇、間違っていたら×をつけて、赤ペンで正しい答えと数学の場合は途中の式を書いて終わり、になっていませんか?
そして、〇をつけた答え、本当に合っていますか・・・?
演習中の生徒たちの回答を見ながら、いくつか漢字の間違いを見つけて教えた場面がありました。国語に限らず、理科や数学でも漢字で答える場面で、漢字の書き間違えがありました。
漢字を間違えたまま覚えてしまうのは非常にもったいない。
答えはわかっているのに、というか自分は合っているつもりで自信満々に答えを記入しているわけですから、×をつけられた答案が返ってきたときのショックははかり知れませんね。
丸付けの際は自分の書いた答えと、模範解答の字をよく見比べて、丁寧にチェックしましょうね。
本日のタイトル「間違いの悲劇」はアメリカの作家エラリー・クイーンの書いた短編推理小説のタイトルです。
エラリーがスパッと解決していく様子が読んでいてとても気持ちよいです。
短編集ですので、短い時間に少しずつ読むにもオススメですので、是非一読を。
テストで漢字「間違いの悲劇」を起こさないよう、十分に気を付けて・・・
富樫
10月17日 フルボッコ上等
筋肉モリモリのマッチョマンになりたい人が、たかが10回の腕立て伏せをこなして
「あー、今日も頑張った!」
となるだろうか。
いや、ならない(反語)
勉強も同様で、「もうできる問題」ばかりをやっていては力は伸びません。
少しでも点数を伸ばしたいなら、そして入試で勝ちたいなら、それでは明らかに不十分。
フィリピンの英雄的ボクサー、マニー・パッキャオもこう言っています。
「トレーニングを簡単にこなさないことだ。
もっと強くなるためには、それをより困難にするべきだ。」
というわけで、英語のテスト対策授業では、
少しずつ負荷を上げつつ生徒の力を伸ばしていくように工夫して問題を作成しています。

前回の中3の和文英訳の問題はこんな感じでした。
テスト範囲の関係代名詞だけでなく、既習の文法の復習もできるように構成。
特にこの時期の中3は、常に入試や模試を見据えて学習を進める必要があるため、かなりの負荷が必要です。
こういう問題に生徒は「フルボッコ」にされるでしょうが、
全問正解できるぬるい問題なんかよりも、確実に力は伸びる。
できることがどんどん増えていく。
書く力が上がれば読む力も連動して上がる。
中学の文法は全て学習済み、練度を上げていけばもうすぐ公立入試なんて怖くなくなるでしょう。
さあ、今日もフルボッコにしてさしあげよう!
と意気込んでみたものの。
Sクラス(上位校受験クラス)の生徒たち。
…あれ、ほとんどできてる…?
三単現のsの有無や名詞の単数・複数のミスはたまーにあれど、かなりできてる…。
こっちが逆にフルボッコにされてる…。
結果が出たばかりの最新の模試の結果、
Sクラスの平均点は72.0点(全体平均+20点以上)、偏差値の平均は62.1。
強い。まだまだ伸びる余地はかなりありますが、確実に強い。
Aクラス(通常クラス)を含めても、偏差値50以下が1人もいない。いつの間にかこんなに強く…!
こちらも、彼らに負けないよう頑張らないといけませんね。
10月16日 私たちには調べる手段はいくらでもある。
いきなりですが…問題です!
次の熟語の中で、誤字が含まれているものが1つあります。それがどれか選んでみてください。
①無造作 ②金輪際 ③有頂点 ④度外視 ※答えはブログの最後に。
実はこの問題、小学校6年生の国語で出てくるものになります。
一見すると、どれも合っているような…と感じさせます。(かくいう私もその一人です笑)
定期テストや模試、塾で行うテストをみていると、
言葉を知らない、漢字を知らないという生徒さんが多いなという印象を受けます。
なので、上で出した問題も、
「まったく見たことがない」「知らない」をいう生徒さんも中にはいるのではないでしょうか。
さて、「知らないな~」と思う言葉が出てきたとき皆さんはどうしていますか?
自分で調べることはできているでしょうか。
それとも、「あ、わかんないからいいや」と放置してしまっていますか。
学年が上がるにつれて、難しい言葉がたくさん出てきます。
高校に入学したら、より難解な問題と出会います。
そのときに、「わからない」ままにするのではなく、「調べてみる」。
幸い、私たちの身の回りには調べる道具はいっぱいあります。
検索だけではなく、最近ではAIがほぼ正確に答えてくれるようになりました。(とはいえ、情報を吟味することも大事)
これはどんな科目にも言えること。
「わからない」がずっと蓄積されていくと、どこがわからないのかわからないというループに陥ってしまいます。ぜひ「わからない」を放置する前に、自分で「調べる」「復習する」「質問する」という習慣を身に着けてほしいです。
では、先ほど出した問題の答えです。
答えは③。正しくは「有頂天」になります。
10月15日 点と線
中学2年生数学の授業では、一次関数の利用の単元を学習しました。
文章で与えられた情報を整理し、関数の式やグラフに直していきながら解いていく問題です。まずは問題文から求める式のグラフが通る点を求め、その点を基に直線の式を求めていきます。
一次関数の性質や、直線の式の求め方など、これまでに習ってきたことがすべて活かされる応用問題ですので、なかなかに苦戦している生徒も見受けられました。受験生でも関数が苦手な生徒は毎年多く見られますね。
しかし関数は、中3で学習する二次関数も含め、入試でも頻出の単元です。
苦手、苦手と敬遠することなく、果敢に挑んで力をつけてほしいですね。
テストまでにたくさんの問題を解いて、一次関数と仲良くなれるようにしていきましょう。
タイトル「点と線」は松本清張氏の推理小説のタイトルです。
ごくわずかな時間のアリバイ崩しが見どころの内容だったと記憶しています。
ほんの少しの時間でも、工夫をすればいろいろなことができてしまいます。学校、部活、その他習い事といろいろと忙しい生徒もいるとは思いますが、ほんの少~しの時間でも工夫次第では勉強時間に変えていくことができます。
計算問題を1題解いたり、漢字を10回書いてみたり・・・etc
わずかな時間の勉強でもこれを繰り返していけば合計の勉強時間は相当な長さになります。
長時間机に向かうことができないという方も、色々と工夫をして勉強をしてみましょう。
富樫